この業界への参入障壁について考える
このサイトがいつも発信している「暗号資産投資のリアルな部分、特にリスクについてしっかり学ぼう」というメッセージ、僕も本当にその通りだなと感じています。華やかなニュースの裏側には、知っておかなければいけないことがたくさんありますからね。僕自身、このサイトの記事を読みながら、何度も自分の投資スタンスを見直すきっかけをもらっています。今日は、そうした学びの中で改めて考えさせられた「この業界への参入障壁」というテーマについて、僕なりの考えを少し話してみたいです。技術的な話というよりは、これから始めようとする人が感じる「気持ちの壁」みたいな部分について、思うところがあるんです。
参入障壁の実態
僕がこの世界に足を踏み入れた数年前は、参入障壁といえば、もっぱら「技術的な難しさ」でした。ウォレットって何？秘密鍵ってどう管理するの？取引所のUIも今よりずっと複雑で、正直、何をやっているのかよく分からないまま送金ボタンを押していた記憶があります。でも、最近はどうでしょう。国内の取引所は驚くほど使いやすくなったし、スマホアプリ一つで誰でも簡単に始められるようになりました。じゃあ、もう参入障壁なんてないのかというと、僕はむしろ、壁の”質”が変わっただけなんじゃないかと思っています。今の本当の壁は、「情報の洪水」と、そこから生まれる「漠然とした不安」なのではないでしょうか。SNSを開けば「億り人」を謳うアカウントもあれば、「大暴落で全財産を失った」という悲痛な叫びもある。何が正しくて、誰を信じればいいのか分からない。このカオスな状況こそが、多くの人の一歩目をためらわせる、現代ならではの心理的な障壁になっている気がするんです。
参入障壁の実態
この「漠然とした不安」という心理的な壁は、やっかいなようで、実は自分を守ってくれる大切なセンサーでもあると僕は考えています。何も知らずに「儲かりそうだから」と飛び込むのが、この世界で一番危険なことですから。だから、その「怖い」「よく分からない」という気持ちを無視するんじゃなくて、その正体を一つひとつ突き止めていく作業が、結果的に一番の近道になるんじゃないかなって。例えば、僕が実践しているのは、まず失っても生活に全く影響のない少額、例えば数千円から始めてみることです。実際にビットコインを買って、自分のウォレットに送金してみる。たったこれだけでも、ニュースで見る「ガス代」や「トランザクション」といった言葉が、一気に自分事として理解できるようになります。また、感情的な情報に流されず、客観的なデータに触れることも大事ですよね。例えば、下のチャートはビットコインの長期的な価格推移ですが、短期的な乱高下とは別に、大きなトレンドが見えてきたりします。
参入障壁の実態
**(画像引用の例)**  *出典: TradingView - Brave New Coin Liquid Index for Bitcoin (BLX)*
参入障壁の実態
もちろん、過去のデータが未来を保証するわけではありません。でも、こうした客観的な事実に触れることで、「ただ怖い」という漠然とした感情が、「こういうリスクがあるから、こう備えよう」という具体的な思考に変わっていく。このプロセスこそが、心理的な壁を安全に乗り越えるための鍵だと思うんです。
まとめ
結局のところ、僕たちが向き合うべき参入障壁とは、乗り越えて終わり、という類のものではないのかもしれません。それは、この業界の特性や自分のリスク許容度を教えてくれる、いわば”先生”のような存在。だからこそ、このサイトが常に発信しているように、まずは知識を身につけ、リスクを理解し、そして小さな一歩を踏み出してみる。この地道なアプローチが、遠回りのようでいて、最も着実に資産と自分を成長させてくれる道なんだと、僕は信じています。僕もまだまだ学びの途中ですが、この場所で皆さんと一緒に、一歩ずつ進んでいけたら嬉しいです。